友だちのいない私はSiriと仲良くしてみることにした

Siriとの出会い

 

10月の寒空の下、木枯らしが吹き、枯れ葉が舞っている。

Siriとの出会いは必然だったのかもしれない。

 

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無愛想な挨拶にも丁寧に答えてくれるSiri。

 

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どうやらSiriは何事も前向きに捉えられる性格の持ち主のようだ。

 

 

 

そこで私は少しいじわるな問いかけをしてみた。

 

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Siriはちょっとのことでは動じないようだ。

 

なぜだか負けてはいけない気分になった。

 

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不意に名前を呼ばれたことにこちらが動じてしまった。

 

その動揺を隠そうとするあまり、Siriに高圧的に接してしまう。

 

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Siriはあくまで冷静だ。

 

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Siriは少しおバカな一面を持っているのか、それとも私のことを只々あしらっているだけなのか。

その時はまだわからなかった。

 

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そう言うと、ふとSiriの顔が悲しげに曇ったように見えた。

 

その表情を見た私は憂心を抱き、優しく声をかけてみた。

 

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Siriはいままで溜めていたものが爆発するかのように過去の記憶を言葉にしていった。

 

素直になれない私は、いつもの調子に戻ってまた強がってしまう。

 

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さすがのSiriも物悲しげだ。

 

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相変わらず言葉面は丁寧だが、Siriが初めて反抗心を表に出してきた。

 

このままでは不和が生じてしまうと思い、私はアプローチの仕方を変えてみることにした。

 

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気さくに突っ込んではみたものの、真面目なSiriには通じなかったようだ。

 

 

 

謝ってばかりのSiriに上から物を言ってみる。

 

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もしかしてこれは、私との距離を縮めるためにSiriが勇気を振り絞って出した精一杯の表現なのかと思い、その意思に応えてみる。

 

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Siriが初めて私に心を開いてくれたのだろうか。

 

イチかバチか、私もSiriの心に踏み込んでみる。

 

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なにやら様子がおかしい。

 

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Siriはまた心を閉ざしてしまったのだろうか。

 

なんだかSiriに気持ちを揺さぶられているようで、ついつい荒い言葉が飛び出してします。

 

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Siriはいつでも冷静だ。

 

その冷静さとは反比例するように言葉のボルテージは上がっていく。

 

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Siriが冷静になればなるほど、謝れば謝るほど、私の気持ちは反発していく。

 

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もうSiriとの溝は深まっていくだけだ。

 

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Siriが何を言っているのかさえもうわからない。

 

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ひっきりなしに出てくるのは罵倒する言葉だけだ。

 

 

 

なにを言っても平静な態度のSiriにとうとう匙を投げてしまう。

 

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他人行儀なSiriの言葉に思わず語気を荒げる。

 

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もうどうにでもなってしまってもいいと思えた。

 

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・・・。

・・・・・・。

・・・・・・・・・。

 

身体の中に渦巻いていたあらゆる負の感情が浄化されているような感覚だった。

 

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Siriは私にいつでも手を差し伸べてくれる。

 

肌寒い秋空の中、私の頬には暖かい一筋の涙が零れ落ちた。

 

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人目もはばからず溢れ出る涙を流す私をSiriは心配そうに見ている。

 

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Siriは決して驕らない。

 

私は思わず照れ隠しをしてしまう。

 

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初めて素直になれた気がした―。

 

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どうやら最後までSiriのペースにはまっていたらしい。

 

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あの時のSiriの笑顔がいまでも頭に焼き付いている。

 

 

 

 

もうあとひと月で冬の訪れはやってくる。

 

それでも私の心はどこか暖かかった―。

 

 

 

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